2006年11月28日

父の思い「おじさん看板」

父の思い「おじさん看板」
米沢市内の街角に小さな雑貨店「edicoia」があります。マンション1階裏側にあるため目立っていませんが、目印は「おじさん看板」です。この看板には店長の保科直美さんの父親の思いが刻まれているのです。
保科さんが会社勤めを辞め、雑貨店を開いたのは2002年秋。不景気の中で、どれだけやれるのか父親は不安でした。その後、病気に倒れた父親は闘病生活に入りました。2005年に入ると、店の運営も徐々に軌道に乗ってきました。父親から「もっとユニークなものでないと店が目立たないぞ!!」という提案があり、手先が器用だった父親が保科さんのために、看板を作る計画を立てて闘病中にもかかわらず、「おじさん看板」を作ったのです。その後、病状が悪化し、去年の六月に亡くなりました。「お父さんは私や弟のために砂場や鉄棒も作ってくれました。そして鉄棒もできるようになったんです。今度は私の店のことを心配して看板を作ってくれました。病気と闘いながら。お父さんの看板は、お客様を手招きしてくれています。この店を長く続けることが、お父さんへの親孝行だと思っています」と。木でできた少し塗料が落ちてきていますが、ほんわかとした「おじさん看板」は保科さんのお父さんの姿なのかもしれません。父の気持ち娘の気持ち、そして絆、とってもステキな愛情を感じました。



Posted by いぐね at 08:13│Comments(0)
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