おきたまネット

わが家からほど近い、高畠高校で二年生の女子生徒の飛び降り自殺があった。「こんなに近い高校でなぜ」と衝撃が走った。原因は、またしてもいじめ。この生徒は吹奏楽部に属するまじめな生徒だったらしい。当日は2時間目から行方がわからなくなり、4時間目に体育館と校舎を結ぶ渡り廊下の屋根の上で発見された。教師が気づき制止を促したが、10メートル下の地面に飛び降り、脳挫傷で亡くなった。女子生徒は、数日前に母親にいじめらていてることを打ち明けた。母親は学校には連絡しなかったが、学校にいかなくてもいいよ、と言っていたらしいが。この女子生徒は同級生の女子生徒に「ちょっと先生にようがあるから先に授業にいってて」と告げたあとにいなくなった。死を覚悟して学校に来ていた。死ぬことが苦しみからの解放だったのかなあ、あたなを愛している人がきっといるし、あなたを救おうとしている人がきっといるはずだと考えると残念でならない。弔問に訪れた校長に母親は「学校でいじめられていた」と訴え、父親は「娘が授業を欠席した時間帯、なぜ誰も捜さなかったのか」と叫んだ。学校は心の支えになっていなかった。女性の携帯電話には、いじめられた文言も残っていたらしい。この女子生徒は「私を救って、私を捜して」と心で叫んでシグナルを送っていたのだろう。県教育委員会はこの夜、この事件を知っているにもかかわらず忘年会をしていたらしい（山新ニュース）。心の対策は、いつも後手後手に回っている。