命を奪われた若い力士

いぐね

2007年09月27日 14:34


一人の若い力士が命を奪われた。兄弟子や師匠の手によって…、稽古という名のもとに………。
大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、時太山(当時17歳・本名・斉藤俊さん)。
6月に三度も部屋から抜け出した。でも部屋に連れ戻され、「反省のない態度」と親方は激怒、夕食の席上、親方にビール瓶で額を殴られた。親方は兄弟子に「かわいがってやれ」と指示…
稽古場の裏手で兄弟子数名に取り囲まれ、暴行を受けた。
翌日、「逃げ出したいそんな気持ちでいっぱいだった」。
朝稽古に起きてでなかたため、師匠と足弟子の怒りは増した。
昼の稽古は、兄弟子との30分にわたるぶつかり稽古。「これは、リンチだった。俺は耐えられるのか…」
この間、兄弟子の一人は金属バットを持ち出し
体の数カ所を殴られた。「痛い、骨が砕けそうだ…」
「心と体が砕け散った感じがした…」
意識が遠のき、……そして、最後の時を迎えた……。

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