会津学鳳高陸上部

いぐね

2016年03月22日 09:26

会津若松市にある県立会津学鳳高校陸上部は、福島県内随一の実力校。昨年女子やり投げ、女子リレー陣が全国大会出場を果たした。今年はやり投げの選手は卒業したものの、女子リレーでメンバー2人が残り新たなメンバー編成で全国大会を狙い、男子8種、女子7種の両選手も実力十分、福島ナンバーワンを勝ち取り、“熱い夏”に勝負を挑む。


この春、会津学鳳を卒業し、茨城大学に進んだ島田夏純選手(茨城大1年)はやり投げの選手。2年、3年と全国大会出場を果たし、3年時の全国大会では入賞の期待をかけられた。
「予選は調子が良くて『いいぞ』って思ったんですが、本番では気持ちが緩んだのか本来の力が発揮できませでした」と悔しさをにじませた。次の舞台でリベンジを果たすべく、「4年間かけて実績を残して行き、五輪出場も目指したい」と意欲を語る。
◎…会津学鳳高で3年間やれて良かったと思っています。仲間や先生に恵まれました。良い環境で練習でき、応援いただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。ケガをせずに大学でも頑張り、インカレ優勝を目指したい。


【女子リレーメンバー】写真左から佐藤選手、玉木選手、穴澤選手[小杉選手は取材当日大会に参加していて不在でした。]
全国大会出場を果たした女子400m×4リレーと100m×4リレー。メンバーだった2人は卒業したもののエース格の小杉恵理選手(3年・女子部長=若松一中出)と玉木七果選手(3年=喜多方一中出)が残り、現在のところこの2人に佐藤里咲選手(3年= 喜多方一中出)と穴澤沙也可選手(2年=喜多方三中出)が加わる見込みだが、監督の菊池雄大教諭は「実力のある短距離の一年生も入部予定です。夏まで短距離はメンバー入の競争が激しくなりそうですが、学年に関係なくベストメンバーを組めるようにしていきます」と話した。部員たちの競争によってさらにレベルはUPしそうだ。
玉木七果選手は「アンカーを務めたが、準決勝敗退(400㍍リレー)は悔しかった。でも全国の舞台を踏んでその雰囲気は分かった。走力をつけて昨年以上の結果を残したい」と意気込む。



菊池監督が注目選手と語ったのが男子8種の伊藤鴻選手(3年男子部長=喜多方二中出)と女子7種の渡部美奈選手(3年=塩川中出)。伊藤選手は昨秋の県大会で優勝。「目標は東北大会で1番を取って全国にいくこと」としっかり目標設定を。渡部選手は「東北大会で3位までに入り、全国をねらいます」と抱負を語る。




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