2014年09月20日
解約激増で販売員の悲鳴

「解約の電話がひっきりなしにかかってくる。『お金をだしてまでうその新聞は読みたくない』って怒鳴られるばかり。僕たちが何をしたんですか…」と朝●新聞販売店に勤める友人が話します。
慰安婦問題検証記事、吉田調書問題、池上彰氏のコラム掲載拒否……次々と露呈する不祥事で、朝●新聞を解約する方々が急増しているらしい。それも以前がずっと朝●新聞をとり続けている「固定読者」の方が多いので、販売店にとっては大きな痛手となっている。
聞いた話によると、契約部数2500部の販売店では20部ほどが減少したとか。特に発行部数の多い店舗が深刻のようですが、マスコミに問題が次々に報じられ、部数減少の歯止めがかからない現状のようです。
友人の販売員さんは「集金にいくのが怖い。お金(新聞代)を払ってくれるだろうか。自腹ではらいことになる所もあるのがも…」と月末の心配で頭がいっぱいになっていた。配達、集金など歩合制のアルバイトさんはさらに大変だ。アルバイト料金のカットや「あと朝●新聞はいらないから」と契約が残っていても突然の解約。
こうした状況の中、朝●新聞の役員たちは販売店に対して、「批判を受けるのはおこがましい」と捉えられる文章を各販売店に送っている。
ある販売店員は「ふざけるなといいたい。こちらが求めているのは解約が止まらないこの現状にあるのに、対策を講じず保身丸出しの文章を送ってきてもなんにもならない。身銭を切って頭を下げて回っているのは我々販売店員だ」とおこりを示す。
販売店は、これまで新聞社から販売店に届く搬入部数と実際に売れる実売部数の差、専門的に「押し紙」(本社では予備紙と呼んでいます)といいますが、この押し紙に苦しんできた。中にはこの差が金額にあらわすと100万円を超える販売店もあり、赤字を拡大し廃業に追いやられた販売店主や泣く泣く借金をつくりやりくりしている店舗もある。
本社はやり方が強引、謝ることをしない体質だからこそ、泣きをみるのはまったんで働いている方々。
「これを機に生まれ変わってほしい……」というのが販売員の本音だろう。
Posted by いぐね at 07:07│Comments(0)
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